2009年6月9日火曜日

何からでも学ぶ


いつも、ありがとうございます。
お客様とのお打ち合わせを終えて、お客様からのご紹介で
現在、飲食業界において、NO.1を誇るお店とお聞きしていた。
シンガポールが本社の四川料理のお店であった。
”ホスピタリティ”
が徹底されているお店で、顧客の様子を四六時中、誰かがホールに
めをやるか、どこかにカメラでもあるのか、ちょっぴり手をあげただけで
だれかが、すっとくる。。。
新規顧客をあまり取らないわたくしではあるが、どうしても!ということで
お会いする事にさせて頂いた。 どうして、新規を取らないのか?
いまは、自らの器をより、ここまで大事にしてくださった顧客様に
恩返しさせて頂きたいと思うこと。 そして、自らの価値をわかってくださる方々
と共に、よりよき職場環境を求めて、学び合いたいからである。
学び続けていること。
それが、わたくしの顧客選択の基準。これだけである。
どこからか聞いたから、このような不況な時代だから、安くやってもらおうとか
言われる方々とは、お付き合いしない。それは、プロのひとりとして、徹底的に
何かをやるためには、顧客のための情報ほか、自らもブラッシュアップさせる。
イチロウではないが、「まだまだ」である。
今回ご紹介をうけた新規の顧客様は、大変競争力の厳しい業界の一社。
売上げは鰻上りらしいが、調子がいいときこそ!!!
心を正したい!というのが、その経営者の願いであった。
しかしながら、ご担当者のかたは、、、違う。。。汗)))
そうは思わない。コストばかりをいっている。
いきなり、経営者が話し終わった後、挨拶もままならないのに
「で、先生、おいくらでやっていただけますか?」
といわれた。。。???んんん
カッチーン。笑)))
思わず、高額をいって断って頂こうかと思ったが、しばらくだまって
担当者を見つめた。
すると、、、あわてて、、、
「すみません。。。」
それでも、だまっていた。
しばらく沈黙が続き、、、担当者が「社長は、いいものには金にいとめはつけない」
といった。
社長はその間、だまっていた。
それでも、沈黙し続けた。
モクモクと様子をみながら、お食事に熱中していたフリをしていた。
とにかく、観察。
すると、社長が担当者に
「お前をここにつれてきた意味を理解しているか?」
と怒り出した。。。
担当者の方は、「えっ?」
しばらくしたら、社長が、
「すみません」
といって、担当者をつれて、外に出て行った。
しばらくすると、担当者の方が、下をむいて、顔を赤くして
戻ってきた。
「ところで先生、どのようにしたら、僕の先を読んで
仕事を進めてくれるのだろうか?それは教育でなおるものだろうか?」
と真剣な眼差しで説いてきた。
わたくしは、ゆっくりと
「まずはS社長の日頃からの声賭けが大切であると思います。
そして、そこから、企業として、人を育てるということの最低限のことを
まずはやってみたら、人は変わると思います。」
といった。
この業界は大変お忙しく、社員があつまって学ぶ機会がない。
そのため、まったく、社員教育を50年してこなかったようである。
いま、ここで、社長は、強く大きな企業になりたいらしい。
しばらく意見交換を交わしながら、お話をしていると
丁度そこに知り合いの某有名なコンサルタントが通った。
すると・・・いきなり、、、名刺をだして、その社長に挨拶された。
社長は、驚いた。担当者は、喜んだ。
この違いは何だろう。。。
社長がまた、担当者を叱った。
「おまえは、配慮が足りない。作業をするな!仕事をしろ!」
といった。また、担当者は、ポッカーンとしていた。
社長が怒って、席をたった。
その間に、担当者の方が、「どうして、社長は、わからないのだろう。
あれだから困る。何をいっているのか???」といった。
わたくしはなにもいわず、だまっていた。
お付き合いさせて頂くかどうか、お食事の終了するまでに
一度は応えなければ、お忙しい経営者の方々がお時間をくださったのだから
と思い、決意を決めた。
食事終了後、わたくしのほうから、
「いまは、まだ教育というところではと考えます。もう暫くして
必要だと思われ、思い出して下さったら、お声をかけてください」
と。
すると、社長様が、「本日は、当社の準備が足らず、失礼いたしました。
後日、私の方から、必ず、先生に声をかけさせていただきます」
と握手を求められた。
担当者は、そんなとき、わがもののように、ご担当者の方も
握手を求めてきた。???
様々な人間の考え方、コミュニケーションの取り方、そして
経営者の想いが、きちんと、スタッフの方々に伝わるように
お役に立てればと思う。

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