それは、発せられる言葉の裏側(背景)を知る努力をすること。
『誠実』
仕事柄、人事の人、経営者の方々と
採用関係でお話をすると、いの一番にでてくるのが、この言葉。
誠実な人、実直な人、信用できる人、信頼できる人、明るい人etc...
なかなかでてこない!”仕事ができる人”
合理的主義と思われるビジネスの世界においても仕事以前に、
”その人と仕事がしたいか?どうか?”
である。
第六感というものがあるが、正直、ここが採用の盲点でもある。
採用する側が、相手の考え方に納得してしまうと
ついつい、仕事の実績などを聴く前に、採用というはんこを
頭の中についてしまい、殆ど、誠実かどうか?をみる以前に
決めてしまい、
すぐに、自分の苦労話や自慢話を聞いてくれるかどうか。。。
使いやすいかどうかに走ってしまう。。。
最低でも、20分程度は、だまって下記の質問をして
じっと身体で聴くことをおススメしたい。
いま、非常に採用をしようとしている企業が、リストラの声を
上げる企業も多いが、採用しようとする企業もでてきている。
わたくしがよくお手伝いするのは、医薬・製薬メーカーの採用。
そして、最近では、美容業界や飲食業の支店長クラス。
これが本当にまったく違うじゃないか?といわれるひともいますが
どこの業界でも、いわれるのが、、、”誠実なひと”
そのあと出てくるのが、、、”仕事ができる人”
では、仕事ができる人をどのように見抜くか。
①あなたは、あなたの社会的役割はどのようなことだと思いますか?
②あなたは、人にどのようにみられますか?
③あなたは、どのような仕事をしていますか?(仕方は次。まずは自らの仕事を
客観視できているかどうか?チェック)
この3つを質問すると、仕事ができる人かどうか?がある程度わかる。
その時に、氣をつけなければならないのは、1)相手の姿勢 2)言葉づかい
3)声のトーン 4)目の動き 5)話を聞いてイメージできるか(具体性があるかどうか)
6)時系列で一貫性のある行動ができているかどうか
7)特に②の質問の時に、人の具体性があるかどうか。
決して、相手の容貌に注目せず、この7つを冷静に観て欲しい。
じっと、見るのも必要であるが、まずは、聴く。身体全体で聴く。感じて。観る。
この感じて聴く。。。これはある程度のトレーニングが必要である。
日頃から、経営者の方々は、多くの人と向き合うため、この身体で聴く。
ことができている。。。が・・・こと採用になると。。。身体で聴くことをやめてしまう。
とはいえ、いい人や出来る人を採用するためには、
採用する側が、それなりのお人柄、そして、労を労える優しさと
そして、場を和ませるセンスがなければならない。
では、話は戻るが、”誠実さ”とは。
大辞泉より
せい‐じつ【誠実】[名・形動]私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。
また、そのさま。
「―な人柄」[派生]せいじつさ[名] せいじつ【誠実】〔心のこもっていること〕sincerity,〔実直さ〕honesty; 〔正直〕integrity◇誠実な (に)|sincere(ly); honest(ly)
尊敬する経営者の一人である、京セラの稲盛社長や、松下幸之助さんなど
皆様がいうのが、
”私利私欲をまじえず、何事にも真心をもって、人や物事に対する
行動ができる人”
といわれている。
では、そのために、何をする必要があるのか。
”笑顔と挨拶” あとは、お仕事をいかに、楽しくするか?
いかに楽しくお仕事を共存共栄でできるか?を。。。
誠実さと信用、信頼関係。。。なかなか一丁一反には行かないが
信頼関係を結ぶためには、信用されるだけのお人柄と、仕事の実力が
あるかどうかである。
愛嬌ももちろん必要ではあるが、愛嬌だけでは仕事は利を生まない
場合がある。人間的魅力というのも、上記3つの質問の回答を
している時に、どのようにひとに魅せるか?である。
そして、残念ながら、最近のいい人、尊敬される人は、
お人柄、このひとからであれば、、、という点においては、
”人間性+能力+実績”+情熱である。
今日も一日、笑顔で、労を労う声賭けを忘れずに♪
ありがとうございます。感謝。
1 件のコメント:
この記事を読んでいて、はっとさせられました。観る前に聴く。なるほど。
人は視覚に頼って生きているから、視覚に対する対策をして普段の自分をよく見せる人は山ほどいる。けれども、聴覚はあまり偽ることができないから、聴くことでその人の本質を知ることができるというわけですね。
ありがとうございます。
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