2013年7月9日火曜日

母 危篤 5-感謝の氣持ち

いつもありがとうございます。感謝。


母に何を食べたい?


そう聞くと、歌舞伎座のそばが食べたい。


そういった。


地下に新しくなった蕎麦屋にいって、持ち帰りを聞くと


いまは衛生上の問題でできないとのこと。


代わりにちょっと珍しいお茶のペットボトル(かなり特殊にできたもの)を購入し


母に事情をいった。


残念そうにはしていたが、代わりのお茶に満足してくれた。


早いもので母の入院から3か月。


危篤状況が続くこと1か月。



ドクター、病院の配慮に心から感謝している。


病に倒れた母は、いつもであれば、まわりに完璧な程、


氣を配り、いいたいことも我慢して、その分わたくしにぶち当たっていたが


いまの母は、病からまわりに対して氣を配ることも


厳しい状態になり、、、病におかされている。


母のわがままに周りに迷惑をかけ、


わたくしも周りにこれ以上迷惑をかけるわけにもいかず


どうしたらよいものかを考える。



そんな母をみていて、無理しても、家に連れ戻そうかと考えた。


するといまは動かせないというドクターの意見に


母も驚き、少しだけ静かになった。


周囲を困らせていたのは、母の何かしらのメッセージと考えてみた。


色々と考えた。


しかしながら、介護5の母をわたくし一人で今後もすることは


非常に無理があることを、わたくしが理解している。


無理しても一人でやってしまおうかという覚悟はできたが


母がそれを拒む。


わたくしへの最期の配慮であろうかと思う。


とはいえ、まわりへの感謝の気持を忘れてしまうほど


母の病は母の身体をむしばんでいるといっても過言ではない。



毎朝、私は顔を洗い、身なりを整えて、


神棚に祈る。


ただただ無心に、感謝の念を伝えている。


神様に届いているお蔭か、いまなお、母は病院にいることができているように思う。


そして、自分も生かされていることに感謝し、


生きていることに感謝。


感謝することを忘れてしまったら、人間の最も偉大な特徴でもある部分を


失ってしまうように思う。


今日もまた母のもとにいく。


感謝の心を取り戻していただくために。


自分にそんなことができるだろうか。。。


私にはわからない。


しかしながら、母のかわりに、感謝の念をまわりに伝えることは


できる。 


有難い。


有難い。


ありがとうございます。


その言葉のもつ言霊の強さをいまさらながらに感じる。


有難い。


感謝。


KEI

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