2021年5月23日日曜日

本質を見抜く「考え方」とは 

 

自己認識をすることだけでは、風の時代は流されてしまう。どんなにタフな人間であっても、必ずといっていい程、自信を無くすことがある。 

自分を映し出す鏡(歴史観)を持ち、「自分は何者なのか」、「自分はどんな人間であり」、「どんなことを大事に思うのか」、「これだけは絶対に譲れないものとして何をもっているのか」を問い続けることである。 

自分を映し出す鏡(=歴史観)が歪んでいたら、他のものが映った時のゆがみに氣がつかない。すべてのものの見方、考え方は、正しい自画像を出発点にして始まる。

自分とは何か 

  自分はどんな人間であり

  どんなことを大事に思い

  これだけは絶対に譲れないものとして何をもっているのか

<自分自身の座標軸> 歴史(社会)観を持つこと。


敵をはっきりさせる

敵を知り己を知れば、ではなく、敵を知ることが即、己を知ることになる。日本人の美点を活かすためにも、あえて、自らに仇なす敵を見据えて己を見直すことである。

 

今後の「防災」「安全」をどうするか?

  自分の長所

  自分の短所

  あなたの尊敬する賢人、人物

   その尊敬する人の長所

   その人の短所

 

「6秒」耐えること

人には答えが出ないことが耐えられず、早まって誤った判断を下すことが多い。正しい判断のためには、しばらく答えがでない状況に耐える習慣づけが必要である

 

必ず「言葉」にしてみる

表したい言葉を探すことは「考えること」である。「ただなんとなく」頭に浮かんだ考えを「ただ何となく」表現しているだけでは、何をどう考えたのかが明確にならない。

 考える作業化は「言葉にする」ことである。

 大和言葉に近いものを選ぶことで「肌身感覚的なもの」「人の絆」などという言葉で表現できる

 言葉を色々と言い換えて「考え」に具体的な「言葉」を与えるのも、自分の言葉を助けることこそ、「考える」という作業そのものの具体化である。

 

自分なりの「仮説」を立てる

一つの見方を基準にすると、他の考え方が明瞭に見えてくる。「話せばわかる」的なあいまいさを排して、仮説を立ててみれば、ものごとの検証もできるようになる。

「定言命令」の活用で考えを明確にする

「~は~である」とか「~は~でない」といった言い切りの形で一つの考えを言い表すものである。

  言い切り作業を何回か重ねていくうちに、それぞれの問題について共通するものが見えてきます。自分の考えがどういう方向に傾きがちなのかもわかってきます。

 

とにかく一度結論を出す

不完全でも自分なりの「答え」を出しておけば、あとで自分の考えをチェックできる。それが正しかったか間違っていたかで、考える力を磨くことができる

声に出してみる

 

 「直感」とは、思考経過を経ないで出た、ものごとの本質であることが多い。考えに迷ったときは、最初に感じたことを思い返すと、思わぬ道が明けることがある。

無意識的な考える作業をする

シグナル・インフォメーションのインテリジェンスへの転化

暗示情報智恵情報

 

むずかしい話を「やさしく」言い直す

「むずかしいことをやさしく」言い直そうとすることで、考えれば進む。またその単純で簡単な考え方こそが、実際の世の中では役にたち、考えを人に伝えようとするときに威力を発揮する。

むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに by井上ひさし

 

「行動しながら」考える

動いてみると、いままで氣がつかなかった問題点を発見できることが多い。いかにも考えているように見える。沈思黙考は、どもすると下手な考え休むに似たりになりやすい。

先進諸国の「ものの見方」や「考え方」をそれぞれの国や歴史や社会・経済などと結びつけながら比較した名著“ものの見方について”by笠信太郎著 

  イギリス人は歩きながら考える

  フランス人は考えた後で走り出す

  スペイン人は走ってしまった後で考える

 

「動きあれば反動あり」(原理)一つの動きがある時は、その「反作用」というべき反動として、逆の動きが必ず起こる。ものことには必ず裏があるから、逆方向から眺めることが必要である。

「汎用性(はんようせい)」のある考え方:冷静に動あれば反動ありと考えて、裏にあるものを見極める。

 

「3つのセオリー」を当てはめてみる

「動あれば反動あり」「惰性(だせい)の法則」「鹿威し(ししおどし)」で物事を考えると整理しやすい。自分にあった考え方のセオリーを3つ程用意しておくとどんな問題にも慌てなくてすむ。

人間の知的、精神的な営みは欠陥に満ちています。

1.     構図(=理論)

1)一つの現象を見た時、必ず逆の動きがあるぞということです。(動あれば反動あり)

2)ある質量を持って動き出したら、その質量が大きかろうと小さかろうと、止まることがないということです。(貫性の法則)

3)竹筒に少しずつ水を注いで入れていき、水が溜まったときにその重みで傾いて水がこぼれ、竹筒がもとに戻るとき石を打って音がでるようにした装置のことで、元々は鳥獣を追い払うためのもの。(鹿威し)

 

問題を「3つの要素」に分ける

「固体、液体、気体」「正、反、合」「日本三景」などのように「三」は安定感を与える数字で、ものごとの整理やまとめに向いている。

 

 縦、横、高さ

 

 行動の基本「知性」「道徳=理性」「感情」

 

「自分はどう感じるのか」

     知性を働かせ

「(そこから)どうなっている のか」

     道徳心=理性

「こんなことでいいのか」

点検、検証

   

行動

 

「答え」より「考え方」の重要性を知る

答えだけを早く知ろうとすると、決して考える力は身に着かない。問題に直面したら、まずは出来合いの解答ではなく、考える材料を探して、自分の頭で考える習慣を身に着ける。

 

「国境を取り去り、世界を1つにする」

という考えを見直す

 

愛されているのか、好かれているのか、求められているのか、大切な存在なのか、満足されているのか

自分がどう感じ、何を必要とし、何を願っているかを言葉にして伝え、開かれた心と知性で聞くことができるようにならなくてはならない。

 

<まとめ>

答えを見たり聞いたりするまえに、一瞬でも自分の頭で考える習慣を身につけよう。急速に答えだけを求めていると、新たな問題が起きるたびに、答えを聞きに行かなければなりません。「考え方:問い方」さえ知っておけば、いちいち人に聴きに行かなくてもすみます。

 かりに自分で考えたのに答えが出なくても、結局は人の助けを借りたとしても、自分で考えた分、その答えの理解度は深くなり、その後の応用にも役立っていくのです。

人生は瞬きは一瞬にして終わる。

そう感じる。カウンセリング・コンサルティングのような私。

6月から動画リンク 参加をお待ちしております。


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