いつもありがとうございます。感謝。
『Life of Pie』 というアン・リ―監督の映画を観にいった。
この小説の映画化が決まった時から待ちに待っていた私。
なぜなら、インドで生まれ育った主人公パイがヒンヂュ―教、キリスト教、そして
イスラム教など、3つの宗教を日々信仰するなかで、物事の本質を追求しながら
自らの真意を日々説いていく姿に、非常に興味を持っていたからである。
同時に、一緒に200日あまりを猛獣という勇敢なトラと共に海を旅して
インドからメキシコにたどり着く間におきる、シマウマ、オラウータン、イタチ、そして
トラとの生存ということをテーマにおきる様ざまな戦い。
生きるために、魚を射止め、こころを傷める姿は、本当に、「人は何かを犠牲にして
生きている」ということを私たちに伝えようとしているように感じた。
何度か、荒れ狂う海の中を、ちいさな救命ボードとトラと共に乗り切る際に
死に直面するたびに、主人公パイが、天に祈りをささげる姿が、わたくしには
パイが祈りを捧げている相手が神ではなく、自分自身のようにも感じられたのは
パイが行った手をいっぱいに広げ、自然に任せる姿が
”すべてを手放すこと”=”すべてを(無条件で)受け入れること”にも
感じてならないからだ。
壮絶なドラマをみているようでもあるが、うそのようには思えなかったのは
人間いきていくうえでの意味や人間の本質、そして、生きる上での知恵の大切さ
そして、『大事なことは、希望を失わないこと』であることを
教えられたように思う。
主人公パイ同様、わたくしもトラとの別れが非常にみていてつらかった。
パイはトラの為に、何度も何度も、命ぎりぎりに助けたり、安全なところに導いても
いたが、わかれも言わずに、ジャングルに戻っていったのは
涙が止まらないほどつらかった。
わたくしは、すべてのものに心がある。
そう思っている。
植物、動物、そして、目にみえないものも含む様々なもの、すべてに心がある。
何かつらいことや、悩んだ時、いつもいつもわたくしは
その物に問いかける。
そうすることで、これまで安全に過ごせて生きてこれたようにも思っており
”自分は生かされている”
と日々感謝している。
感謝していることを伝えるために、毎朝、朝一番の水道の水を一杯にして
神棚に手をあわせて、感謝の意を唱える。
だれが聞いているわけではないし、みているわけでもないが
毎日毎日、世界中どこにいっても、グラスに水を一杯。
祈る。
感謝の氣持ちを忘れない。
それこそが、謙虚に、誠実に生きることができる
簡単で素朴なことではないかと私は考える。
何かを無条件で信じぬくこの心が、人間を強くするように感じた素敵な
こころを動かす感動的な映画であった。
是非!映画へゴー!
ハンカチを忘れずに。。。泣けます。
感謝
Keiko
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