2009年11月29日日曜日

なにかできないことがある場合

ありがとうございます。感謝。



晩秋の候、澄みきった空気の中、お寺から


数十名からなるお経がひとつの伴奏曲のように


流れてくる。



お茶の師匠の声かけで有志10名が集まり


ご師匠のお手伝いをさせて頂いた。


もしかしたら・・・お願いしますね。とはいわれていたものの


連絡がなかったので、ないのかしら?と思っていたら


前日連絡があり、急遽、着物を着て、お寺に行くことになった。



何もわからないまま、お寺にいき、自分自身で何かできることを


お手伝いさせて頂いた。 わたくしだけでなく、有志はみな、同じ状況であった


ため、段取りの悪さがあったりしても、なにもみんないわない。。。


ただ黙々と、何かできることをする。


目に届かないこともあるが、茶のこころを学んだわたしたちであればこそ


なにかできるものである。



由緒あるお寺には、おかみさん、というおひとがいる。


非常にお若いおかみさんであったが、凜として、風格があった。


荷物をおろしたひとが、お寺の床を汚した。


みる上で時間が多少はかかるが落とせないものではなかったためか


非常に冷静に対処して下さり、落とすための特別な薬品をお借りし


がんばって落とした。 


とはいえ、みためは、あああああああああああと思うぐらいのものであり


わたくしたちはみな、、、ど、ど、どうしよう!と一瞬はたじろいたが


汚してしまったものを文句をいっていても消せはしない。


努力すれば、消せないものではないため、ここは素早くお掃除。。。


わたくしたちがよってたかって、数名で時間をみては、お掃除したため


お寺を後にする時には、もと通りになっていた。


そして、それだけでは飽きたらず、その床のまわり全体をも


わたくしたちの誰かが、ピカピカに磨き上げていた。


それには、わたくしもみて、素晴らしい!スゴイと思った。


あることを思い出した。


『顧客が望む状況や双方がここちよい状況をつくれるのはひとである。


ひとを思いやる顧客の行動にたいし、さらに予測外の行動をするのはプロである。』


”人からいわれなくても、正しいことができる人になれ。”


とわたくしの師匠はいう。


茶という世界は非常に奥が深く、わたくしも小学校を入るころから習っているが


まだまだである。 


仕事でも、経営でも、同じであるかと思う。


常に何かできないことがないか?


うまくいかないときには、じっくりと


何かできていないことはないのか?


と自己問答する。


あなたも、何かできていないことがあったり、何かできていないこと


何か自分にできることを、自分に対しても、他人に対しても


できることはないのか?もれていることはないか?を


説いてみてはいかが?


きっと、本当の自分に、自分が納得する自分に

近づくことができるのではないかと

わたくしは思う。


考え抜くことは素晴らしい。

よきもわるきも、イメージすることが

そのまま現実にもなるからである。


よい週末を♪


Kei

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