2009年11月3日火曜日

美志


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感謝。
THE ハプスブルク
ー 華麗なる王家と美の巨匠たち
に、11月3日(火)文化の日の
青空いっぱいの日、行ってきた。
文化の日は通年晴れている。と決められているようである。
確かに、心地よい文化を味わう日にふさわしい日だまりのある一日であった。
多少は肌に触れる風は少しばかり冷たい感じがしたが
わたくしとしては、とにかく、美しいものに触れたかった。
駆け足であるが、拝見させて頂いた。
やはり心に残ったのは、キャンパスがたたみ一畳分ぐらいの品の良い
額縁とその中から本当にいまにも出てきそうな
エリザベートが真っ白な絹のオーガンジーとプラチナいろの
花をあしらった何とも素敵でかつ上品なドレスを身にまとい
やさしく微笑むひとりの女性。
惹きつけられた。。。
16人もひとりで華奢な身体で子を産んだマリア・テレジア。
2つの対照的な肖像画に人々が集まりそれぞれに
綺麗ね-
美しいわね-
まあ、、、こんなに素敵とは。。。
と色々。。。
話は戻り、エリザベートの横に、旦那様の肖像画もあり
確かにまわりの反対を押し切って結婚したわけが
わかるような氣がした。
この世は本当に先のことは分からない。
しかしながら、約束されているのは
努力したものには何らかしらの結果がでるということ。
そして、センスは一日にしてならず。。。ではあるが
ビジネスもライフスタイルも
センス
である。
センスを磨くには、美しいものをたくさん観て、味わうこと。
と、プロのモデルでもあり、プロのデザイナーであった
尊敬する母。そして、なくなった大好きなおじいさまが
よくいっていたことである。
いいものは、使ってみなければ
その良さは分からない。
使いこなして、身について、それが、我が者にならなければ
本物とはいえない。
何が正しくて、美しいか・・・
整理整頓すること。
これこそが、美を志すもの、プロフェッショナルのあり方の
ひとつであるかとわたくしは考える。
久しぶりに心が豊かになった瞬間であった。
感謝。
追伸、美術館の中でなんと!ヨーロッパを代表するデメルというチョコレートが
販売されていた。時をかけぬけた「ザッハトルテ」で有名な店でもあるが
美術館の中だけで限定されている”フルーツケーキ”(怖いくらいに小さいが)
が販売されていた。 母のおみやげに買って帰って、一緒に味わった。
口に入れるとハプスブルク家のテーブルにはいったような感じでもあった。笑)))
追伸2、ご存じかと思うが、この新美術館は、世界に誇る日本の建築家のひとりで
あり、その方の最後の作品である。あのKUROKAWA KISHO である。
美しい作品は、いつまでも、こころに残り、ひとにインパクトを与えることを
この作品を通して次世代のわたくしたちに教えてくれているようでもある。感謝。


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