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『シナボン』・・・シアトルが懐かしい。
以前、仕事の関係でシアトルに何回も出張することがあった。
時差があるため、朝飛行機到着後、そのまま会社に直行し
プレゼンの連続で息つく暇など全くない位に忙しかった。
次から次に人が入れ替わり、話を進めていく。
そんな中で、数多くの課題をチームで解決していく。
何万人という人々へのメッセージをたった6名でやるのである。
主力のリーダーはアメリカ人。 そのリーダーがとにかく優しいひとであったことは
いまでもリーダー教育の中で思い出さずにはいられない人物である。
やさしいだけではなく、仕事も早く、そして何より仕事のあとの食事では
一切仕事の話をせず、そしてなっといっても嬉しいのは、食事の時間が適度な
ものであったこと。
昼間のわたくしたちの様子をみて、その日にお店を選ぶ。
その為、深夜にまで続く会議の場合、食事をみんな忘れてしまうため
食事にありつけないときもある。
深夜になると、みんな体調を氣にしてか、午後9時以降は
スープや軽いデザートのみ。
そんなある日、夜中のレストラン街にこのシナボンというお店があり
みんなで出かけて食べたが・・・
あまりの疲れで食べられないとおもいきや、このシナモンロールを各人3つ~4つ
ぺろりと平らげてしまった。 見た目よりも甘さが控えめで、一緒にだされるコーヒーが
このシナモンの味を引き立てて、胃に残るへんな感じを消してくれるようである。
そんなお店が、六本木ヒルズ裏手にできた。
昨日雨の中、わたくしが購入しようと思ったときはそんなに雨が強くなく
1時間程、並んで、数量限定販売のため、3つゲット。
本当に美味しかった。
あのころの過酷な仕事が今のわたくしを支えている。
今思い起こせば、その期間、睡眠時間は2時間あるかないかであった。
お蔭で倒れたが、倒れても、倒れても、何度でも起き上がって仕事をし続けた。
同時に、欧米での仕事の進めかた、ルール、そして、何より多様な異文化のなかで
働くコツを学んだ。
『共感しあう』
ということも大事ではあるが
”愛”と”勇氣”が何よりも大事であると
多様な人種の方々と共に大きな仕事をやり遂げて学んだ
とても大事なこと。
他人を尊重し、自らの熱い思いを言葉にし続けることこそ
結果につながるものと思う。
感謝
Keiko
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