2020年9月3日木曜日

#MEDICALDETOX 独創的創造力 第12章 水平思考の実践

 


水平思考は、心地よく型にはまった思考から意識を解放する。これはエドワード・デボノが英国で開発した。人間にはは苦境に陥った時、ますます深みにはまる傾向があると気に留めておくことが、水平思考を説明するひとつの方法である。

 

水平思考は、あなたの習慣的な考え方のパターンや、居心地の良い空間の罠に陥り、過去に常に行なってきた同じ方法を続ける傾向を打ち破るために使われる。

 

リバース・キーワード(反証的発想)

水平思考のひとつの方法は、キーワードや言い回し(フレーズ)の反転である。例えば、私が今までに述べてきた様に、問題をチャンスとしてとらえる事である。問題を、ギフトとしてあなたに贈られてきたものとして考えるのである。その中に何かチャンスがあるかもしれないと捉えじっくり検証することだ。

 

「売上が落ちている」と言うかわりに、「購買力が落ちている」と言ってみる。営業が十分でないのではなく、顧客が十分に物を買わなくなっているのだ。こう考えることで状況全体の焦点が変わり、当初の解釈とは完全に異なる解決へと導く。

 

水平思考の別の方法は、無作為の発想を使うことである。いくつかの言葉を選び自分の状況に当てはめていく。オレンジやアーティチョークなどの言葉を選び、その言葉としてあなたの仕事、製品、問題を表現するのだ。

 

例えば「私たちのビジネスはオレンジの様である、なぜなら、、、、」のように言うことができる。外側は非常に滑らかだが、近づくにつれて突起物が多くみられる。内側は、たくさんの種と薄皮があり、オレンジの各部分に互いに接触しないであろう一連の分離した箇所がみられる。もちろん、ビジネスには細心の注意が行き届いてない可能性のあるいくつかのジューシーな分野(最も利益がある)もある。無作為の連想を実践することにより、あなたが思ってもみなかった形で創造的な考え方を発揮させることがある。

 

支配的概念

また別の水平思考は“概念拡散法”と呼ばれる。もし支配的概念が“ここに私たちの本当の問題がある”というものなら、水平思考の選択肢は“私たちには真の利益獲得のチャンスやコスト削減のチャンスがある”となる。

 

あなたの考え方を支配的概念から切り替えることだ。例えば、「もっと売る必要がある」と言うよりも、「私たちの顧客はもっと買うべきだ」と言ってみる。

 

あなたが経験している失敗や悩んでいる損失は、間違った道を進んでいるという生来の言い方なのかもしれない。おそらくあなたがすべきことは、何か違う製品やサービスを異なるマーケットに売るなど今とは違うことをすることである。現在あなたに振りかかっている損失は、違った事をしたり、変えてみたりすることで利益にかわるかもしれない。

 

水平思考を実践するためには、他人の観点(特に顧客)を見てその人物の視点から状況を考えてみることだ。弁護士は裁判に向けて準備をする際にこの方法をとる。彼らはまず他者に対して準備する前に対立者側から弁護を行ってみる。

 

顧客の開発について考える

現在、営業とマーケティングにおける最も優れた突破口は、“リーン・スタートアップそしてひらめきへの4ステップ”に述べられているように、“製品開発”よりも“顧客の開発”に焦点をあてることを中心に展開している。これにはじっくりと時間をかけて、潜在的な顧客の人口統計学的要素、心理学的要素、民族学的要素を研究することが要求される。顧客がどのような人々か、彼らが真に求めているものは何かを時間をかけて調べ、その情報に基づいて製品やサービスを開発するのである。

 

空想する

空想は水平思考を実践するもう1つの方法である。自分には魔法の杖があり、その杖を振って目標達成のためにすべての障害を取り除くことが出来ると想像してみよう。もしこれが現実に起こり、あなたの問題や障害がすべて消えたなら、あなたの状況はどうなるか?

 

障害はもはや存在しないかのようなふりをしてみよう。そうすることで何が違ってくるだろうか?あなたはどんな違ったことをするだろうか?時間やお金、人材、資源、才能、又、能力に関して何の制限もないとしたら、どのような新たな可能性やチャンスがあなたの前に広がるだろうか?そして、障害の排除やあなたが望むアドバンテージなしでも、目標を達成する方法を見つけ出すのだ。

 

アクション

1.     どのような方法であなたの会社はオレンジと比べられるか?そして、より生産性・収益性があるようにするためにあなたは構造をどのように変えることができるか?

2.     未来の顧客が真に望むもの、必要とするものは何か?お金を惜しまずに払うものは何か?現在との違いは何か?あなたはどのようにしてそれらの製品やサービスをマーケットに売り出すことができるか?

KEIKO 

SPACES,INC. 敬子

 

 

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