2015年5月31日日曜日

掴みとる力



みずみずしい若葉が、初夏の陽射しを受けて美しく輝くころ、
いかがお過ごしでしょうか。
外に出て、外氣を感じる事で、何かしら新しい氣分さえも掴むことができる。
 
何かを掴む努力。
目にみえないところから、少しづつ始めることが
自分自身が納得する世界への道ではないかと思う。
 
目に見えないことがいかに自分自身の行動に
強く働きかけるか。逆に、目に見えないことが
いかに自分自身に影響を与えているか。
 
人間は知らず知らずに、外氣によって
コントロールされているように思う。
よしわるしを決めるのも、すべては自分自身の思考。
 
“与える”ことを始めれば、
  そのうち・・・“受け取る”ことが
できるようになります。
 
 
のどの渇いた旅人が、
砂漠の中で水を汲み揚げるポンブを見つけた話を歌った、
古い民謡があります。
 
そのポンプには
「この近くに呼び水をするための
水の入ったビンが埋めてある」
と書かれたメモが貼ってありました。
 
またそのメモには
「得る前に、まず与えなくてはいけない」とも書かれていました。
 
ビンの中の水を飲んでしまうか、それを呼び水として利用し、
冷たくてきれいな水をたくさん得る可能性に賭けるか、
どちらにするかは、旅人にかかっていました。
 
“ プラスアルファの前進をする ” のも、それと同じことです。
 
自分が受け取る前に、まず与えなければならないのです。
「まず十分に報酬を受け取ってから、お返しに何をするか決めよう」
などと考えてはいけません。
 
惜しみなく与えること、報酬はいつかきっと返ってくると信じることです。

感謝

 

水野敬子 Keiko Mizuno

 

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