2022年7月19日火曜日

グローバルで活躍できる本物の人とは Keep on going!!!!



<グローバルコラム> 

コロナ感染者が爆発的に急増している中、三連休いかがお過ごしでしたでしょうか?!

 

言葉が前向き・肯定な人は、

高齢になっても元氣です。

あなたのまわりにも、そのような人はいませんか?


聖路加国際病院名誉院長の日野原重明氏は105歳になるまで、

様々な要職に就きながら、

執筆や講演もし、現役の医師として働いておられました。


私は103歳のときに講演をお聞きしたことがあります。

驚くほど元氣でした。

その講演についてです。

 

20154月の第29回日本医学会総会の記念講演。

テーマは、「日本における高齢化と真の健康社会」。

 椅子が用意されていたにもかかわらず、立ったままで、パワーポイントを使いながら、

30分強にわたる講演を続けられました。

 日野原氏は、

・超高齢社会における「老い」の在り方

・生きがいを持って生きる大切さ

を説かれました。


 特に「老化」と「老い」の違い。

「老化」は生物的な概念であり

「老い」は人間的な概念であるとし、

「老いとは、老化の中に人間の生命の意味を探ること。

これからの社会は、老いに注目することが求められる」と述べ、

「生きがいのある人生」を送る大切さを強調されていました。


「今までやったことがないことを始めることは、私にとって非常に大切なこと」

と語る日野原氏が始めたことの一つに、「新老人の会」があります。


2000年、88歳の時に発足した会で、自身が会長を務めました。会員数は約11200人。

75歳を後期高齢者と呼ばず、「シニア会員」と言い、60歳から74歳までの会員は「ジュニア会員」とユーモラスに紹介されました。講演の締めくくりの言葉も、日野原らしい!

 「私の元氣の源は、

若い人とともに、前進したいという思い。

前進、前進、前進また前進!」


103歳とは思えない、張りのある声で「前進」という言葉を繰り返して

講演を終えたのです。

数多く集まった医師、医療者、一般市民の満場の笑顔と拍手に

つつまれ舞台を後にされました。

 

いま思うに「前進、前進、前進」という言葉は、日野原氏の願いであり、口ぐせでした。

 

 自宅で闘病生活をする中、

NHKニュース「おはようにっぽん」の「けさのクローズアップ」に

105歳でビデオ出演されたときの「最後のインタビュー映像」でも、

こう語っておられます。

 

「前進、また前進を私たちは続けなくちゃならない。

キープ・オン・ゴーイング!(前に進み続けよう!)」

 

死を意識しながら、日野原氏が私たちに伝えておきたかった言葉です。

年齢を重ねれば、誰でも生物学的な概念である「老化」はあるでしょう。

けれども、人間的な概念である「老い」は、心の持ち方、行動によって変わってきます。


日野原氏のように、新しいことを始めたり、生きがいをもって取り組むことによって、

これからも素晴らしい充実した人生を歩むことができます。

私たちできること、可能性はたくさんあります。


「これからも前進、前進、前進、また前進です!」


今週も蒸し暑さに負けず、

ちゃんと水分補給をしながら、

こつこつ顔晴って参りましょう!


グローバルを現実なものとして!

水野敬子 

KEIKO MIZUNO 

 

 

 

 

 

 

0 件のコメント: